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今だからこそ読んでもらいたい篤姫という女性の生き方 



新装版 天璋院篤姫(上) (講談社文庫 (み9-7))新装版 天璋院篤姫(上) (講談社文庫 (み9-7))
(2007/03/15)
宮尾 登美子

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今年の大河ドラマの原作。
気がついたら家にあった(笑)どうやら母親が買ってきた様子。

イケメンがたくさん出演しているということで見だした大河ドラマ。
(所詮、私のドラマを見る理由なんてこんなもんです・笑)
毎週欠かさず見ています。
ちゃんと見るのは(確か)小学生の時の「秀吉」以来。

最初は宮崎あおいとイケメンたち目当てだったものの、
毎週登場人物たちの暖かさや言葉に触れてボロ泣きしている私がいた。
そして、「篤姫」という女性の生き方に興味が沸く。

男性の活躍がクローズアップされやすい幕末において、
彼女は一体‘何’をして、そして何故‘今’大河ドラマになったのか…

その答えが全て、この本につまっていた。





篤姫の生き方はや考え方・行動は、現代の日本人に欠けている「責任」を問いかけていると私は感じた。
ともすれば女性が政略結婚、一夫多妻制などで(言葉が悪いですが)「コマ」としか考えていられない時代に、
彼女は立場や責任を重く考えていた。

「女の道は一本道でございます。引き返すは恥でございます。」

とは、篤姫幼女時代の育て人・菊本が言った言葉。
この言葉を守り抜き、逃げたい時もあっただろう…、悲しい時もあっただろう…
けれど、「今、自分はどういう立場か。そして何をするべきなのか」
色々な立場になって物事を考え、そして決断。発言をしている。

「言葉というものはまことに大切でございます。
 上に立つひとは、先ず第一に、はっきりとよく判るように仰せ出さなければなりませぬ。
 家来というものは、『え?』などと聞き返すことは叶いません故に、あいまいなご発言をなさいますれば、家来は困りいります。
 低い声でつぶやいたり、一人ごとも固く戒められております。
 また、二度とおなじことをおっしゃられてはなりませぬ。
 殿さま奥方さまのご命令は、口から出ましたときは絶対でございます。
 いまのは嘘じゃ、とはどんなことがあっても仰せにはなれぬものでございます。
 それゆえ、一旦、お口になさいましたことはきっと実行なさらねば、家来どもの信頼を失います」

とは老女・幾島が言った言葉。
これこそが、まさしく現代の日本人に欠けている「言葉の重み」と「責任」だと思う。

メディアを通じ不適切な発言をしても、謹慎すればそれが済むのだろうか?
それは些か違う。
謝ればいいのだろうか?
それも違う。

「どんな立場で、どういうものたちに影響を与えるのか」

これさえしっかりと考えていれば、謝らなくてはいけない発言だってしないはずだ。



何もかもが自分の思い通りにはいかない時代。
篤姫はしっかりと考えていた。
さて、あの頃と比べて何もかもが自分の思い通りにはいく、
今の時代に生まれた私たちはどうだろう?

私も含めて、自分の立場・発言に注意を持って、そして「責任」を持ちたい。
元来、「言葉」とは「責任」が重くあるべきものなのだから。
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[2008/02/25 20:44] レビュー【小説】 | トラックバック(-) | コメント(-)
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